『紅い眼鏡』 邦画史上、最もぶっ飛んだカオス作品のインプレレビュー!!
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『紅い眼鏡』 邦画史上、最もぶっ飛んだカオス作品のインプレレビュー!! [映画:邦画]

押井守監督お得意の『虚構と現実』って事なのです(笑)

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紅い眼鏡 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2010/04/22
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今回は超難しい作品であるのにもかかわらず、なぜか私たちのブログでは人気レビューとなっている『天使のたまご』を製作した押井守監督作品の中でも最もカオスな・・・

1987年に公開された実写映画の『紅い眼鏡』のインプレレビュー(笑)

そんな『紅い眼鏡』って、これからも積極的に紹介していくつもりの押井守監督作品を理解するためには最初にこの作品の紹介が必要不可欠なくらい・・・

押井ワールドの根幹を表現した作品なので押井節満載ですっごく難しかったりするのです!!

そんな感じの作風なので展開なんてあって無いようなハチャメチャぶりで場当たり的・・・

しかもカギとなるのが『犬と猫を見つめる赤い服を着た少女』で、常人には考え付かないような摩訶不思議な世界感が炸裂してるので・・・

何度観なおしても、どんな些細な事象にも目を向けて深く考えても・・・

明確な結論なんて出るわきゃないのです(笑)

でもエンディングではなぜか感動してしまうし、何度も繰り返し見てしまうほどの魅力が満載で・・・

子供の頃に観たはずなのに未だに強烈な印象が残ってるほど衝撃的な中毒性を持った作品だったり??

こんな中毒性を持った作品だからこそ・・・

みんなにもどっぷりと押井守監督の毒を満喫してもらいたいって思うのです!!

ではそんな感じでふわふわ状態のまま・・・行きまっしょい!!

 



一覧で理解できる人っていないと思うのです(笑)

冒頭にも書いたように今回レビューするのは『邦画史上、最もぶっ飛んだキワモノ作品』と形容したくなるほどカオスな『紅い眼鏡』のレビュー(笑)

これってそれまでの『うる星やつら』や、歴史上初のOVAである『ダロス』などのアニメ作品を主に手掛けてきた押井守監督が初めて実写に取り組んだ作品であり・・・

どの作品よりもカオス具合が半端ないので一覧では絶対に理解不可能なほど(笑)

そんな全体的な流れは『うる星やつら』のようなドタバタ劇ながら、峻烈な社会風刺が込められている、非常に難解且つシニカルな作風!!

なのでこの作品を一覧で理解できる人なんてほとんどいないだろうなぁーってな感じ(笑)

ま、そんな感じの本作の予告編・・・冒頭に添付したので未視聴の方はこれ以上読まずに、まずはじっくりと予告編を見てから先に進んでね!!





正義を行えば世界の半分を怒らせる!!

それで通常、予告編って簡潔に作品の内容を表現してるモノなんだけど・・・

予告編を観ても何が何だか分からなかったでしょ??

主人公は犬とも呼称される、元首都圏対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班の隊員である事がかろうじて分かるくらいで・・・

猫の鳴き声だけがやけに耳に残るのが超思わせぶりで、これって絶対に隠された思惑があるって何度も首をひねっちゃったり??

でもね・・・本作を楽しむのに意味がわからないままでも全く問題ないのですっ!!

それに正直に言っちゃうと本作への理解度ってそれくらいがちょうど良いって思ってたりして(笑)

そうは言ってもそれだけじゃレビューの意味が無いのでちょいと補足すると・・・

猫の鳴き声に象徴されるように、それまで忠実に社会という群れを守ってきた犬が3年ぶりに帰国すると、社会は自己中心的で他人に無関心な猫社会と化していた・・・って、事だけ!!

これってね・・・それまでの勤勉さが美徳とされていた時代から、バブル期の身勝手で自己中心的な猫時代への急激な変貌を象徴してると深読みできるのと同時に・・・

世界の半分は女性って事にかけて・・・

まあ・・・壮絶な夫婦喧嘩の真っ最中だったのかなぁーって思っちゃったり・・・って、多分ね(笑)

なので『正義を行なえば、世界の半分を怒らせる』・・・って、安直すぎ??

あはは・・・そんな秀逸なキャッチコピーなんだけど・・・

実は他アニメ作品で使われるはずだった文言だけど、ここまで本作の内容を適確に表現した言葉ってほかに見当たらないほどドンピシャに嵌ってると思っちゃうのです!!

って、偉そうに言ってるけど押井守監督は現在に至るも本作について何も語っていないわけで・・・

なので普通はどんなマニアックな事でも細かく記載してあるWIKIであっても、本作に関してはほとんど内容が記載されていないってのが理解できるでしょ??


ここまで聞けば本作ってどんな作品なのかが理解できたと思うので・・・そういう作品って事なのです(笑)





現実と呼ぶに価するのはこの瞬間だけだ!!

因みにこの作品には有名な声優さんが多々出演してて・・・

・千葉繁: うる星やつら=メガネ

・鷲尾真知子: うる星やつら=サクラ先生

・玄田哲章: ターミネーター

・田中秀幸: マイケルビーン

・兵藤まこ: 立喰師列伝=ケツネコロッケのお銀

・永井一郎: うる星やつら=錯乱坊、カリオストロの城=ジョドー

・天本英世: 立喰師列伝=月見の銀二、仮面ライダー=死神博士・・・などなど!!

あはは・・・すっごく興味が沸いてきたでしょ??

そう言えば押井監督はジブリの宮崎駿さんと高幡勲さんにこの作品を見せたそうだけど・・・

『宮崎はキョトンとして何も言わず、高幡は”判断のしようがない”と終始曖昧に言葉を濁していた』らしい(笑)

その後、宮崎駿さんは本作のパンフレットに寄稿しており・・・

『押井が何を考えているか、が、いちばんはっきり表現されていると思った・・・70年のバリケートの中にいる高校生の彼が、俺にとって現実と呼ぶに価するのはこの瞬間だけだと今も叫んでいる気がした』(Wiki出展)

と、記したらしいので・・・いやはや、人によってはとんでもなく尖がった印象も受ける作品だと思うのです!!





要は押井監督定番の・・・『虚構と現実』って事(笑)

そんな人によって全く違う印象を受ける本作を読み解くためのカギは・・・

そこらかしこに現れる『紅い服を着た少女(兵頭マコ)』は何者なのかって事!!

それを説明してしまうと本作の面白みが半減しちゃうので言わないけど・・・

同じく1987年に公開された押井監督作品の『トワイライトQ、迷宮物件ファイル538』と、根底を流れるコンセプトは全く一緒だねぇーってな感じに思ってたりして??



なので、赤い服の兵頭まこさんは・・・

見られているのではなくて、様々な媒体を通してお犬様を観てる側と推察できるので、前に紹介したうる星やつら2のラムちゃん的な役割であり・・・

『永遠に続く学園祭の前日』のようなループ状態に陥ってるお犬様はすでに虚構の存在と化しているって断言できちゃうって事!!

これって要は押井守監督全作品に共通する彼の最大のこだわりである・・・

『虚構と現実』だよねーっ!!

その虚構と現実の境目はやっぱり押井守監督定番の演出である・・・モノクロ⇔カラーで表現されてるので理解できるでしょ??

ありゃりゃ・・・ここまで言っちゃっても良かったかな??

もし差し支えあれば・・・この部分は記憶から消してね(笑)

最後にテーマ曲は押井監督作品らしく川井憲次さんが作曲、演奏されてて・・・

この曲も最高の完成度で・・・鳥肌が立っちゃうので是非、聴いてみてね!!






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こんなふわふわで今回はおしまい!!

前述した通り、かなりのカオス作品なので全ての人が楽しめる作品ではないけど・・・

嵌る人にはドストライクになるキワモノなので興味があったら是非観て欲しいなって思うのです!!

そんな感じで・・・みなさま、ごきげんよぉーって事なのです!!



Pyonko & Mu From Tokyoでしたぁ~!!

 

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KENT0mg

新天地の居心地は如何ですか?!
by KENT0mg (2017-08-06 17:57) 

笠原嘉

ぴょんこさん、上の映画は流石にやだなー ^^;
ドイツ人は休暇の為に働くって他のブロガーさんから聞いたよ。
釣りもいいよね。って思うようになってきたべ。
釣り!! 面白そうだ。 もう一回、ぴょんこ様のブログを
見てみよ。
by 笠原嘉 (2017-08-06 18:50) 

むうぴょんこ

新天地かぁ・・・実は8月1日に入社研修を受けたんだけど、その企業の業務フローとリスクに対する認識の甘さに自分がその業務にあたって『物理的に死なない』自信がなくなったっていうか・・・
ほらうっかりミスってどんなに気を付けてても、必ず発生するでしょ??
そうしたミスで社員が亡くならないようにポカヨケで危険回避をマニュアル化して安全対策をするんだけど・・・
内定をもらった企業は昨年にも一人社員を業務中に亡くしているのにもかかわらず、そうした事故は社員の人的ミスで片づけているのが非常に怖い上に・・・
経営層(管理職)に『危険な業務なので社員が死ぬのは当たり前』ってな社風を感じられて・・・
帰宅後、彼女に相談したら『明日出社したらすぐに辞めてきて』って号泣されちゃって・・・せっかくの正社員の職だったけど入社辞退してきたって感じ(泣)
う~ん・・・そういう会社を選んだってのがそもそも私のミスなんだけど・・・
『今日、死んでしまうかもしれない』って思いながらも毎日、出社してるその企業の社員の人たちからしたら甘いって叱られると思うけど・・・
でも・・・私には無理でした!!
ってな感じで・・・またまた英会話講師に逆戻りって事なのです(泣)
by むうぴょんこ (2017-08-07 10:46) 

むうぴょんこ

うんうん・・・ドイツ人のみならずEU各国・・・欧米諸国・・・新興国も『自分の人生(余暇)を楽しむために仕事をする』ってのが当たり前で・・・日本だけが未だに江戸時代の丁稚奉公を美徳として、滅私奉公してるのが問題だと思っちゃったり??
でね・・・この作品・・・何も丁稚奉公を推奨してるってわけじゃないんです!!
社会のルール・・・マナーと言ってもイイかな・・・それが反転した世界に返ってきた人間はどうなってしまうのか・・・なので『犬のおまわりさん』が重要なBGMとして使用されてて・・・でも反転してるので迷子になってるのは『犬のお巡りさん』の方なのがまたシュールで・・・面白いって事!!
結局ね・・・『正義を行えば世界の半分を怒らせる』ってのは真実で・・・現代社会は平等という美名のもと、個人の素直な思いや感情を表現できない息苦しい社会になってるって事で・・・
それが逆に無秩序を生み出し、ルールを崩壊させていく危険性があるって事にもつながるんです!!
あはは・・・なのでこうした考えを理解できる笠原さんこそ見るべき人だと思うけどね??
それで釣り・・・面白いぞぉー!!
前回、しょぼいのしか釣れなかったけど、ちょうどツバクロエイを掛けた時にカップルに話しかけられて・・・ランディングして写真に撮らせてあげたかったけど、ラインブレイクで逃げられて・・・でもカップルの方々には一瞬だけ大きな魚体を見せられて・・・ホントにびっくりして楽しんでもらえたってな事も起こるので・・・
自分のみならず、周りの方にも愉しんでもらえるって思うのです!!
あはは・・・興味があったらぜひ一緒に釣りしようねっ!!
ほな、待ってまっせぇーっ・・・うる星やつら2の夢邪鬼風(笑)
by むうぴょんこ (2017-08-07 11:03) 

KENT0mg

そうだったんですか〜
リスクというよりもカオスですね!
君子でなくても危きに近寄らず、です。
彼女が正解!
by KENT0mg (2017-08-07 18:33) 

むうぴょんこ

あはは…だねぇーっ!!
ホント…クマったもんだ!!
by むうぴょんこ (2017-08-07 23:37) 

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