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海外営業時の愚痴話 『海外貿易フローの改善編』

海外営業時の愚痴話 『海外貿易フローの改善編』 [企業:過去業務経験と考察]

年間約3億円の削減とリードタイムの大幅な短縮を達成したぞってお話し!!


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今回も引き続き・・・私が海外営業職にあった頃の恥さらしな愚痴話っ!!

でもやっぱり海外営業職どころか・・・一般的な営業職でも業務範疇外のお話しなんだよねぇーっ・・・って、これが(泣)

そんな感じで今回のお話しは・・・『海外貿易フローの改善』!!

これって本来は『海外貿易管理部』や『物流管理部』の仕事なので・・・

何故、私が業務外の事ばかりやってるのかって、みんなも不思議に思うでしょ??

まあ、過去記事でも書いたけどインド担当になったって事はさ・・・

インド現地法人企業が行う全ての企業活動業務に否が応にも関わらなければならないって事実があるんだけど・・・

でも例えそういう状況下にあったとしても、自分に与えられた営業職としての業務とは何かって考えてみると・・・

『顧客にプレゼンし、売買契約を結んで、指定場所に納品して検収印を押してもらう』までが仕事だって誰しも思うでしょ??

って事は、顧客の選定から始まって要件定義を行い、仕様決定、設計、試作、量産、そして納入までの上流から下流までの一貫したフローというプロジェクトを・・・

営業自らが責任をもって全体を管理しなければ、納期までに完成品を納入できず・・・

結果、与えられた営業という業務を完遂できないって思わない??

それを踏まえて顧客への『納期までの納品責任は営業にある』って考えると・・・

工程フロー内に問題やボトルネックがあると納品までスムーズに流れなくなってしまうので・・・

そんな個々の問題に対して各部門の範疇を超えて調整し、指示できるのは最終的に責任を負う営業しかいないし、そうあるべきだって事!!

また顧客にとって営業とは製品を購入する企業の代表者であり、会社の顔でもあるわけで・・・

折角、顧客様が信頼して契約を結んでくれたのに、納期までに納品できなかったせいで顧客の信頼を裏切ってしまうと将来の追加発注も見込めなくなるばかりか、自社への信頼に泥を塗る形になるので・・・

営業ならば誰しも率先して全ての自社工程フローの流れを管理、運営するプロジェクトマネージャーとして誠意を込めて対応すべきだって強く思うわけなのですっ!!

 



営業の本分っていったいなぁに??


そうは言っても、世間一般の営業職ならば・・・

新規開拓や深耕営業(既存顧客に対する追加営業の事)を行って売買契約を結べば終了って思われてるケースがほとんどで・・・

でも、その先には顧客に納品して検収印をもらうって行為・・・

要は『納品の義務を果たしてお金をもらう』との営業としての一番重要な業務が残っているのにも関わらず、最後の重要な業務をすっ飛ばして工程内部門や物流、そして財務に全責任を転嫁して・・・

『契約さえ取ってくれば成果を上げたと認定してしまう企業が非常に多い』ってのが問題だって思うのです!!

そんな営業業務の基本を蔑ろにした中途半端な営業って『ちがうだろっ』ってみんなも思うでしょ??

そんな『中間部門』であり、本来は『全体のサポートに廻るべき業務を無視する無責任な営業』が世間に溢れた結果・・・

工程内に問題が発生し、納期に間に合わなくなったとしても・・・

問題を起こした部門ばかり追及して責任を転嫁し、自分は関係ないと被害者ぶって放置する営業が大半になってしまったって強く思うのです!!

なので、みんなも自分の会社の営業をよく観察してみて!!

実際、新規契約を取る事しか頭になく、自社内の全フローを管理、運営すべき重要な役割に思い当っていない連中ばかりだと思うよ??

そんな軽い責任だけで評価される営業って重すぎる問題ばかり対処してきた私からしたら・・・

ホント・・・スッゴク・・・うらやましかったりして??

あはは・・・またまた愚痴が出ちゃった・・・みんな、ゴメン(笑)





海外貿易フローと海外営業担当の役割とは何か!!


そんな感じで今回のテーマに移るんだけど・・・

この『海外貿易』って、かなりの大手じゃないと『専門部署が存在しない』って事実は知ってるかな??

無論、日本国内の納入に関しては、ほぼ全ての企業に専門の物流部門があり、そこに出荷指示書(出荷指図書)を送れば、後は手順に従って在庫を引き当てて納品してくれるので・・・

存在していない事すら気が付かない人も多いと思うよ!!


【国内取引におけるフロー】

・顧客(発注)⇒営業(受注)⇒工場生産管理(生産指示書)⇒物流(出荷指図書)⇒納入、検収印押印(顧客指定倉庫)


そんな感じで国内フローって非常にお手軽であり、本来の営業業務である新規開拓と深耕営業に没頭できるって感じだったりするのです!!

そうは言っても私が正社員であった某企業においても専門と言える部署はなかったけれども北米地域と欧州地域は非常に楽ちんで・・・

顧客との受注や納品は米国現地法人企業や欧州事務所の担当者が行ってくれるし・・・

基本的に北米地域と欧州地域を担当する場合は、日本工場の製品のみを担当するので海外営業と言えども行うべき業務は少なく・・・

米国や欧州から来た発注書を基に該当する製品を担当する国内工場の生産管理部に生産指示を出して完成させたら物流に出荷指示を出し・・・

各国の指定フォーワダー(通関輸出入業者)に連絡し、期日内までに現地法人(事務所)の指定倉庫に納入するように手配すればそれで終了だったのです!!


【米国や欧州の場合】

・欧米顧客(発注)⇒欧米現地にいる営業担当(受注、発注)⇒日本海外営業担当(受注)⇒日本工場生産管理部(生産指示書)⇒物流(出荷指図書)⇒フォーワダー(通関、船積み)⇒現地通関 ⇒納品(現地指定倉庫)⇒ 現地指定物流会社(現地営業担当による出荷指図書)⇒納品、検収印押印(顧客指定倉庫)


実は在籍してた某企業の欧州事務所には生産工場はなく、ただの事務所しかないけれども・・・

米国現地法人企業の管轄には南米に組み立て工場があったりするので一見、ややこしい感じがするけども・・・

南米工場の実態って米国輸入規制法への対策に基づいて設立された、組み立てのみを行う工場であり・・・

全ては日本からのKD部品で賄っている上に、その手配も含めてすべての管理は米国現地法人企業担当者が行っているので・・・

日本にいる北米担当の海外営業なんて日本の生産管理と物流、そしてフォーワダーを動かすだけで事足りるので非常に楽ちんだったりするのです!!

でもそうは言っても北米と欧州地域の大手顧客さんたちもモデルによっては品質よりも安価な製品が欲しいって思われることもあるわけで・・・

その場合、他の外国産製品、例えばインドやタイ、中国などの現地生産品を納入することになるんだけど・・・

その時は製品を生産してる現地工場の海外営業担当が行うという仕組みになっていたのです!!

あはは・・・こんな感じで簡単にだけど『海外貿易フロー』と『各国海外営業担当の役割』ってのは理解できたかな??





航空便で平均14日間、船便だと平均70日間もかかるっていったい何事なの??


そんな感じで私って北米担当から欧州担当リーダーと経て、インド担当リーダーとなったのはもう知ってるよね??

でね、他の海外現地法人企業って現地工場含めて設立当初より、日本本社の言うことを聞いて実践する体制になっていたんだけど・・・

前記事でも書いたけどインド現地法人企業だけは違ってて、合弁企業であるが故に好き勝手にやってたのが問題で・・・

私が担当した当初よりの大きな問題の一つに『納期を守らない』ってのがあったのです(泣)

この『納期を守らない』ってのは海外営業からしてみたら致命傷で・・・

いくら売買契約を結んだとしても納期までに納品できなければ、損害賠償責任問題に発展しかねないし・・・

そもそも顧客様との信頼関係が成り立たずに失注する可能性があるし、苦労して開拓した顧客すら失う危険性もあるって事(泣)

でもね・・・前記事でも問題にしたけど、歴代の日本側インド担当リーダーやインド駐在者たちって、こんな大問題であるのにも関わらずに放置してて・・・

私がインドを引き継いだ次の日には・・・

『3週間前に日本の工場に納品されるべきインド製品が日本の倉庫に未だに納品されないがどうなっているのか?』

と、日本の購買資材部門から緊急の案件として上がってきたので・・・あちゃぁーっ的な??

実はインドやタイ、中国などの海外生産品を日系顧客様の日本工場に納入する場合、品質に問題がある事が多いので・・・

全顧客との取り決めで一旦、自社基幹工場に入れて全数検査を行ってから顧客様に納品するっていう手順が決まってたのです!!

なので在庫を管理してる購買資材部門から問い合わせが来たんだけど・・・

ホント・・・なんなの・・・ってな感じで困惑しつつも平謝りに謝って・・・

自分のPCで該当する製品のMRP画面(Materials Requirements Planning=資材所要量計画、要は生産管理手法の一つ)を確認したら確かに日本の工場には納品されていない!!

ってか、それどころか・・・

3か月ほど前から全くインドから納品されていないことが判明したので最悪な気分になっちゃった(泣)

その未納入分って全部で4万個ほどなんだけど・・・

このまま日本工場が顧客に納品し続けていくと翌々週半ばには在庫が欠品してしまう重大事に発展することが判明したのですっごく落ち込んじゃったのです(泣)

なので真っ青になりながらその顧客を担当してる工場の生産管理に訊いてみたら・・・

『確かに再来週には欠品して納入できなくなるので早急に何とかしろ』って、言われたのだけど・・・

引き継いだ次の日に何とかしろって言われてもってな感じで泣きそうになっちゃった(泣)

実はその製品って前記事とはまた別の某日系超優良企業さんに納入する製品で・・・

ホントにヤバいって感じで慌ててインドの生産管理部門に連絡しようとペラペラの引き継ぎ書を確認したんだけど・・・

あれ・・・国番号が書いてあるけど、これってどこかで見慣れた番号だなって不審に思いながらも電話してみると・・・

『はい、生産管理の〇〇です』って普通に日本語で受け答えされちゃった??

えっ・・・なんで日本語なの・・・

インドには日本人の生産管理者なんていないはずなのに・・・

でもこの声・・・すっごく聴きおぼえがあるぞってな感じで・・・

『もしかして日本の〇〇工場の〇〇課長さんですか?』って恐る恐る訊いてみると・・・

『なに、もしかしてむうさん??どうしたの、欧州で問題でも起こったの??』って逆に聞かれちゃった!!

きょとんとしながら改めて引き継ぎ書を良く見てみると国番号が+81となってて・・・

これって国際電話番号だけど日本にかけてんじゃん・・・

てな感じで日本国内にある別の基幹工場の生産管理部門に掛けちゃったことが判明(泣)

いつも見慣れてる番号なのに気が付かないなんて・・・私のばかぁーっ(泣)

心の中で大泣きしながら謝りつつ電話を切ると大急ぎで先ほどフロアにいるのを見かけた20年位前にインドを担当していた大先輩のところに走ったんだよね!!

そうしたら・・・

『この引き継ぎ書に記載されてる電話番号って全てインドから日本に掛けた場合の電話番号だよ』

ってな感じで・・・全てのインドの連絡先が間違ってることが判明しちゃった(泣)

ホント・・・なんてこったい・・・

って、唇をかみしめながらインドの連絡先を教えてもらって電話してみたら今度はちゃんと通じたぞ!!

最初はインド工場の代表に掛かったので生産管理部長に回してもらいつつ待っていたら・・・

『アロー・・・〇〇スピーキング』

って、強いインドなまりの英語が受話器から聞こえてきた!!

なので新任の日本本社のむうだと挨拶してすぐに要件に切り替えようとしたら・・・

『えっ、何故、あなたが電話してくるのです??〇〇課長さんは会社を辞めたのですか??』

勘違いで混乱するンド人部長に私が新担当となった旨を改めて説明し、3週間前に日本に到着するべき製品がどうなっているのかを訊いてみたんだよね!!

そうしたらしばらくして・・・

『そのPOナンバー(Purchase Order Number=発注書番号)分は、現在生産してる最中です』

との驚きの回答が!!

なので・・・えっ・・・てな感じでしばらく言葉が出てこなくて・・・

『生産フローの手順書に則ったら6か月前にはインドを出荷していなければならない製品を何故、今生産してるの??』

って、無理やり絞り出したしわがれ声で訊いてみたら・・・

『いえ・・・その生産遅延の件は既に〇〇課長さんにメールで知らせてありますが、いつも全く返事が無いのでこちらの状況に合わせて生産してます』・・・との返事(泣)

うわぁーっ・・・はめられたぁーっ・・・ってな感じで悔しくて・・・

全く無責任にもほどがあるって米国に出張した前任者を恨みつつも、直ぐに完成させて航空便で出荷するように指示したんだよね!!

そうしたらその日中に300個ほどを航空便で発送するとの言葉をもらったので・・・

追加で未納分のうち、少なくとも5,000個を今週中に生産して出荷するように指示して電話を切ったんだよね!!

それで次の日、時差の関係で午前遅くから始まるインド工場に電話して出荷できたのか訊いてみると・・・

『全く出荷できていません』との驚きの回答が!!

驚きながらも何故出荷できていないのかって訊いてみると・・・

『実は昨日生産していたのは違う製品でした。そちらは完成しましたので輸出できます』

との見当違いの返答に唖然としちゃって・・・また言葉を失っちゃった(泣)

『それはそれで必要ですけど、緊急でお願いした製品はどうなったの??』

って、震えそうになる喉元を必死にふり絞りながら質問すると・・・

『ラインの組み換えに時間が掛かるので生産にとりかかれるのは明後日です』との言葉!!

そんな呑気に構えてたら絶対に間に合わないって(泣)

なのでインド生産管理部長には即ライン改修を始めて明日以降は三直体制で生産体制を構築するようにお願いしたんだよね!!

すると・・・上長が・・・とか、言ってきたので・・・

『わかりました。では私が直接上長と話を付けるので代わって』

って、工場長に変わってもらったんだけど・・・それでも上長が・・・って、ゴネるので誰と話したらよいかって訊いてみたら・・・インド人専務とネゴしてくれと!!

そんな感じでインド人専務と話して・・・

結局、一時間ほどの交渉で了承してもらえたので電話を切って合意した内容をメールに纏めてインド現地法人企業の関係者全員に向かって一斉送信したのです!!

次の日、インド生産管理部長に改めて電話してみると・・・

徹夜で作業して先ほどラインが完成したので100個ほどならその日中に発送できそうだとのこと!!

なので完成次第、フォーワダー(輸出入通関業者)に連絡してその日の夜の航空便に載せるようにお願いして帰宅したのです!!

次の朝・・・メールを確認したら来てるはずの『Invoice』(請求書)と『Air Way Bill』(航空貨物運送状)、そして『Packing List』(梱包明細書)が来ていない(泣)

慌ててインド工場が始まる時間を待って電話を掛けたら・・・

40個ほどしか完成しなかったので、1パレット分の320個になるまで出荷を保留にしてるとの驚きの回答が!!

(パレット:荷役台。製品を詰めた段ボールを何個も載せて立方体に積み上げて、一つの大きな貨物として運ぶための木製のフォークリフト用の穴が空いたトレイの事。日本用だと1,100mm×1,100mmの大きさで各国向けに微妙にサイズが違う。後日、これも改善活動でプラスティック製に変更した。)

『いやいやいや・・・個数に関わらずに完成次第、即時出荷してってお願いしたでしょ!!』

って、思わず強い口調で言っちゃったら、インド人部長は驚いちゃって・・・

小さな声で『アイム ソーソーリー』って!!

実はそれまでインド人っていつも強気で強情っぱりってなイメージがあったので、思わず強い言葉を使っちゃったってのがあったんだけど・・・

そんな弱気な謝罪を聞いたら、ビジネスの場なのに不適切にも大声を上げちゃった自分が恥ずかしく、申し訳なくなっちゃって・・・

なので『強い言葉を使ってしまってゴメンなさい』って素直に謝ったら・・・

『今までの前任者の方たちとは電話で意思の疎通ができなかったので、むうさんの迫力と英語力には非常に驚きました』だって!!

えっ・・・前任の担当者ってTOEIC900点を取ったと日本本社内でも有名な非常に英語に堪能な人って触れ込みだったけどって不審げに訊いてみたら・・・

『いえいえ、彼女が言ってる言葉はほとんど理解できませんでした』ってな驚きの返答が!!

うーん・・・もしかするとTOEIC900点を取ったって・・・遠い学生の頃だったのかな??

そんな風に思いながらも、そんな詰まらない事に拘っても仕方がないので・・・

とにかく24時間=3直体制で生産して出来た分はその日のうちに航空便に載せるように改めてお願いしたんだよね!!

そうしたら『専務も了承してくれてる事なのでわかりました』って、力強く回答してくれたのでほっと安心してその日は帰宅したのです!!

次の日は金曜日だったので、本日中にAWBをもらわないと月曜日に日本で通関させることができなくなっちゃうのでインドに電話してみると・・・

『むうさん、やりました。全部で320個完成しましたのでフォーワダー(輸出入通関業者)に渡しました。日本には14日後の再来週の金曜日に到着する予定です』だって??

えっ・・・航空便なら欧州や北米に発送しても中5日、7日後には着くはずなのに何故、そんなに日数が掛かるのって訊いたら・・・

『ここはインドですから』と、あっけらかんと答えられたのでまたしても唖然ってな感じ(泣)

あのさ・・・いくらインドだとしても欧米の倍以上の日数が掛かるって・・・

そんなのおかしいじゃんってな感じで輸出フローを訊いてみたんだよね!!

そうしたら提携してるインドの現地フォーワダー業者との契約ではこのようになっていると説明されたのが下記のフローだったのです!!


【従来のインド輸出フロー:航空便】

★航空便: LT=最短14日間、最長21日間

・インド工場出荷⇒ インド物流会社倉庫搬入⇒空港保税倉庫納入⇒インド通関⇒保税倉庫保管⇒航空機に積載、インド出発⇒シンガポール or 香港着⇒現地にて貨物載せ替え⇒現地空港出発⇒成田空港着


こんな感じで最短だと14日間・・・最長だと21日ほどかかるって説明されたけど・・・

こんなLT(Lead time=リードタイム)って航空便なのにありえないって話で・・・

急ぎだから航空便を使用してるのにこんなに時間がかかったら意味ないじゃんって唖然としちゃった(泣)

じゃあ、船便の場合はどうなのって訊いてみたらもっと凄かったのでもう泣くしかないってな状況に陥っちゃったのです(泣)


【従来のインド輸出フロー:船便】

★船便: LT=最短55日間、最長80日間  

・インド工場出荷⇒インド物流会社倉庫搬入⇒港湾保税倉庫搬入⇒インド通関⇒船に積載、インド出航⇒シンガポール着、コンテナ乗せ換え⇒香港⇒(使用する船舶会社によっては)韓国釜山⇒東京大井埠頭⇒横浜大黒埠頭着


あはは・・・最短でも55日間・・・最長だと80日間も必要って・・・これはもう笑うしかないって感じで・・・

こんな状態じゃ永遠に遅れを取り戻す事なんて、できっこないじゃんって大泣きの状態に(泣)

実際、過去の出荷履歴を調べてみたら・・・

航空便で平均14日間、船便だと70日間ほどかかっていたので海外で生産してる意味が失われてるって強く感じちゃったわけなのです!!

なので日本の生産管理課長と相談の上、すぐに顧客様に報告することにして電話して状況を説明したら・・・

該当製品の顧客様のライン稼働を1か月間順延させる事を快く認めてもらえたのでホッとしたんだよね(嬉)

しかしいくら順延してもらえたといってもそのまま放置するわけにはいかない問題だらけの『インドの貿易フロー』は、至急解決すべき案件として強く認識ちゃったのだけど・・・

こんなにも切羽詰まってる状況下で海外貿易フローの改善を始めてはインド側が混乱してしまうので・・・

ある程度、この遅延問題の目途が見えるまではインドには引き続き、現在使用してる既存業者を使用してもらって製品が完成したら最短納期で出荷してもらいながらも・・・

日本では並行してインド工場から日本の通関まで一貫して任せられる業者の選定を始めたってわけなのです!!





航空便4日間、船便30日間に短縮し、更に年間3億円のコスト削減に成功したぞ!!

そんな感じで候補に挙がったのは超有名企業ばかりの日系企業4社とドイツ系郵便企業、そして米国系宅配便企業のフォーワダー計6社!!

なのでこれら企業にはインドから日本まで輸送してもらった場合の見積もりをお願いしたのです!!

その際の条件が以下の通り!!


【見積条件】

★Shipment Term(出荷条件): 『FOB』(※注1:Free On Board) ⇒ 元々は『C&F』(※注2:Cost & Freight)だったが、日本側が輸出時に使用する船舶や航空機、業者の選択、指定権を持てるようにした。

★インド工場引き取りから通関、輸送、日本での通関から指定倉庫への搬入まで全て行えること

★LT=リードタイムは以下のとおりとする

・航空便: 欧米の場合と同じ、7日間以下

・船便:  欧米と同じ、40日間以下

★コスト: 欧州への輸送費の同額以下とし、通関費用、現地及び国内配送費用すべてを含むものとする

★シッピングプランの作成:航空便と船便全ての輸送状況を指定のシッピングプランに纏めて毎週更新してインドと日本の関係者全員に配布する事

(※注1、『FOB』:製品の価格及び梱包、現地輸送費、通関などの輸出国を出航する船舶のデッキ上に貨物が載せられるまでの経費を含めた『ICC』(International Chamber of commerce)=『国際商業会議所』が定めた『Incoterms』(International Commercial Terms)=『国際取引貿易条件』のメジャーな取引のひとつ。製品が船舶のデッキ上に載った時点で発行される『BL』に則って製品の権利が売り主から買主に移動する(※注3)ので買主に国際輸送業者の選択権がある。航空便の場合は出発する飛行機に積載された時点で権利が移動する。)

(※注2、『C&F』:『Cost』(FOBの費用)+『Freight』(船舶や航空機の輸送費用)の事で、FOBの費用に輸出輸送費用を加算した条件。製品の権利は船舶や航空機に積載された時点で買主に移動するが、相手国までの国際輸送業者の選択権は売り主側となる。『Insurance』(輸出保険)を売り主が負担する場合は『CIF』(Cost, Insurance and Freight)となる。)

(※注3、『Incoterms』では所有権の移転は条件に記載されていないが、『BL』(Bill of Lading)=『船荷証券』や、『AWB』(Air Way Bill)=『航空貨物運送状』は貨物に対する有価証券の役割を担っているので、国際取引の現場ではこの『BL』or『AWB』の発行をもって権利の移転とするのが常識となる。)


このように条件を付けたら・・・

インフラが定まっていないインドなのに短納期すぎると、欧米向けに日本本社が使用している日系流通企業2社は見積もりすら提示しないまま辞退して・・・

コストの関係で他と倍以上の金額を提示してきた米国系宅配便企業と某日系電鉄関連企業が落ちて・・・

残ったのはドイツ系郵便企業と別の日系電鉄関連企業との一騎打ち!!

彼らのこのオファーに対しての熱意って相当なモノで・・・

インドだけで年間〇〇億円程度の輸送費を得られる案件なので当然っちゃ当然なんだけど・・・

とりあえず問題発生時から4か月間ほど経ってインドの遅延していた発送も落ち着いてきたので・・・

試しにと二社さんには航空便出荷分の1/4づつを分け与えて実際にやってみてもらったのです!!

そうしたらドイツ系企業のアラが出ちゃって・・・

一か月間のトライアルの間、平均して9日間のLTしか出せずに一回も提示してきた納期を守れなかったので結局、無理だって彼らの方から辞退してきたのです!!

その一方で日系電鉄関連企業は超優秀で・・・

その日系電鉄関連企業も最初の2回は工場出荷と通関が上手く繋がらずに失敗したんだけど・・・

すぐにその失敗の原因がフォーワダー内の日本とインド間の連絡時のタイムロスにある事に気が付いて・・・

それまで日本経由でインド工場への引き取り指示を出していたフローを即座に改訂して・・・

私たちのインド現地法人工場にフォーワダーの配送手配専従スタッフを常駐させてくれと頼んできたのです!!

もちろん私たちもその方がダイレクトに連絡が行くのでミスや行き違いも少なくなって大歓迎なので即、提案を受け入れたのです!!


【日本電鉄系企業による改善提案】

・改善前: インド工場⇒日本本社⇒日系電鉄関連企業⇒日系電鉄関連インド現地法人企業⇒引き取り⇒輸出

・改善後: インド工場⇒日系電鉄関連インド現地法人企業⇒引き取り⇒輸出


するとなんと・・・トライアル終了直前には保税倉庫での滞留時間も大幅に減ったのでLTを短縮できたばかりか・・・

それまでリードタイムが長すぎて航空便でしか出荷できなかった製品を船便に振り分けられたことに加えて・・・

保税倉庫の余計な滞留と日本での余計な工数も無くなったことで大幅なコスト削減にもつながったのです!!


【日系電鉄関連企業によるインド輸出改善効果】

★航空便(平均日数)

・改善前: LT= 約14日間

・改善後: LT= 約4日間

★船便(平均日数)

・改善前: LT= 約70日間

・改善後: LT= 約30日間

★改善効果額

・従来フローよりも年間3億円程度のコスト削減を達成


あはは・・・なのでこの日系電鉄関連企業さんって超優秀でしょ??

ホント・・・海外に進出してる企業さんには是非、使ってあげて欲しい超優秀な企業さんで・・・

これって名前を言っちゃってもイイよね・・・って事で、この超優秀なフォワダー企業さんは・・・

『KWE』の名称で知られてる『近鉄ワールドエキスプレス』さん!!

なのでKWEさんに切り替えた後のインド製品の出荷は全世界への輸出入において非常に安定して・・・

それまでの『納期を守らない』という悪評をKWEさんの努力のお陰で払拭できたってわけなのですっ(嬉)




【企業:考察】

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【簡単に英語が話せるようになる方法】

【第3回】英語が簡単に話せるようになる方法

【第2回】英語が簡単に話せるようになる方法

【第1回】英語が簡単に話せるようになる方法

【邦楽】

私たちが結婚式と披露宴で撮った写真に使用したベストな楽曲ってなあに??

超感動的な森川美穂さんの歌、『輝きたい』と『Today』

ごめん・・・思いがけず無茶苦茶、苦労してますっ

和楽器バンド 『千本桜』が、海外で大人気なのですっ

福原美穂さんの歌と超可愛い井上真央さんの話(笑)

松田樹利亜さんって最高に格好良くて可愛いぞって話!!

井上昌己さんの歌って超可愛いぞっ(笑)

邦楽史上 最高の歌姫 ZARDが凄い!!

倖田來未 Moon Crying 最高に泣ける名曲!!

MISIA 思わず感動しちゃう最高の歌姫!!

Perfume 幅広い層から熱い支持を受ける最高のガールズユニット!!

マクロスF 菅野よう子さん、May'nさんと中島愛さんが凄すぎる!!

Mr.Children 日本人の心を代弁する最高のバンド!!

橘いずみ 衝撃の心の叫びを聞けぇーっ!!

NoritzのCM 高橋ひかるさんがすごい!!

『ユニコーン』ってやっぱりすごいよね!!

【洋楽】

Anna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ):イタリアンポップスは最高ってレビュー

Libera 英国発祥 透明感溢れる究極の少年合唱団

カノン カラヤン指揮、ベルリンフィル演奏の究極アルバム

【結婚披露宴使用曲】

結婚披露宴使用曲 森川美穂 『輝きたい』

結婚披露宴使用曲 中山美穂 『Koiiro』

結婚披露宴使用曲 MISIA 『Everything』

結婚披露宴使用曲 浜崎あゆみ 『Key ~eternal tie ver~』

結婚披露宴使用曲 Tommy February6 『Can't take my eyes off of you』

結婚披露宴使用曲 Vanessa Williams 『Save The Best For Last』

結婚披露宴使用曲 永井真理子 『Keep On Keeping On』

結婚披露宴使用曲 Celine Dion 『To Love You More』

結婚披露宴使用曲 シュガー 『ウエディングベル2』

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今回はこれでおしまい!!

そんな感じで・・・みなさん、ごきげんよぉーって事なのです!!






Pyonko and Mu From Tokyoでしたぁーっ!!

 

タグ:海外営業
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コメント 4

小松達也

近鉄さんって目立たないけど、頑張ってますよね!
今はなき吉祥寺の百貨店でカーテンみたいな冬物のコートを買って、母の日にプレゼントしたら、めちゃ不評だったのを思い出しました。
すみません。
くだらないコメントで•••(^^;;
by 小松達也 (2019-05-22 19:00) 

ニッキー

おぉ、KWEさんってばスゴイですねぇ(°_°)
ちゃんと期待に応えてくれて、大幅な日数短縮に
コスト削減まで出来て、評判も上昇*\(^o^)/*
「失敗の原因をすぐに調査して対応する!」その姿勢が素晴らしいですねぇ=(^.^)=
そういう会社とのおつきあいは大事にしたいです♪( ´▽`)
by ニッキー (2019-05-22 20:21) 

むうぴょんこ

あはは・・・そっか・・・近鉄デパートさんって吉祥寺にあったんだね!!
折角、母の日にプレゼントしたのに・・・それはご愁傷さまでした(泣)
関西ってセンスが非常に良いブランドと・・・
虎や派手な色物の両極端のブランドがあるので難しいよね!!
えへへ・・・そんな私たちが大好きなブランドは実は関西系で・・・
英語版の記事でも書いたけど・・・

https://mupyonko.blogspot.com/2019/03/japanesefashion-brands.html

ワールドって企業系の『Indivi』や『Untitled』、そして高価で年齢層が前よりも若干高めの『Reflect』などが大好きで・・・
全てがシックでエレガントな大人向けのデザインがメインなのに・・・
でもどこか女性らしく、すっごくフェミニンでキュートな雰囲気を醸してるので女性が着てると目を奪われちゃうっていうか・・・
でもやっぱりどれも高価なのでそっちの方でも目を奪われちゃったりして(笑)
あはは・・・その他にはスッゴク高価な『23区』とか・・・
それなりに安いのだと『Soup』とか、『Opaque Clip』とか、『クリアインプレッション』や『プラステ』とか??

流行に敏感なクマったさんの事・・・
これらブランドなんてもうとっくにご存知だと思ったけど取り合えず言ってみちゃった!!

あっ、それで英語版って英語で書いてるのでもし日本語の方が良い場合は・・・
『Google Chrome』でサイトを開いてもらって・・・
『設定』⇒『ページ下部にある詳細設定』⇒『言語』⇒『母国語以外のページで翻訳ツールを表示する』に『チェック』すれば・・・
『URLタブの右側』に『小さな変な本のようなマーク』が出るのでそれをクリックすれば自動的に日本語に翻訳されますよ!!

それで翻訳されない場合はクロームのキャッシュをクリアすれば、自動的に翻訳されるようになるので試してみてね??

あはは・・・そんな感じで宣伝みたいになっちゃったけど・・・
ではではぁーっ(笑)
by むうぴょんこ (2019-05-23 15:44) 

むうぴょんこ

ニッキーさん・・・KWEさんってホントすっごいでしょ??
なんでそんな優秀な企業さんをそれまで使ってなかったのか、すっごく不思議で・・・
あの難しいインドの取り扱いでインド国内はもちろん、国際輸送で工場受け取りから納品まで安心してすべてを任せられる企業さんって・・・
KWEさんの右に出るフォーワダーさん(乙仲さん)っていないと思うくらいなのです!!
なので是非、使ってあげて欲しい企業さんで・・・
在籍中は何度も助けられたので・・・
フットワークの速さ、即答性、確実性、そしてコストとすべてに秀でた素晴らしい企業さんだって確信してるってわけなのです!!
by むうぴょんこ (2019-05-23 15:51) 

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